真っ暗な世界をみたことがあるから、明るい世界に”色”があることに感動する。
だから、落ち込んだ日常も嫌いじゃない。
何故か今日は、会社帰りの電車に揺られながら涙が溢れてきた。
鬱とか、そういう類の涙ではない感じはした。
女の子の日は、もう過ぎたんだけどな。
確かに心がなんとなく曇っているような気もするし、人間だから数えてみれば心がちょっとブルーになる出来事もいくつかある。
電車で泣いたことは何回もあるなー。
私って泣き虫なんだなー。
遠くにいる好きな人に会いに行って、夜行バスで帰るシーンでは何回泣いたんだろう。
なんて、さすがに家に帰るまで号泣しないように、今この瞬間から意識をそらした。
本当は外に走りに行きたかったけれど、この目に見えない悲しみに浸りたかった。
気分が落ち込んでいるときは、とことん浸るのもいい。
だから家に帰って気が済むまで泣いてから、Netflixでいつもはあまり観ない邦画のジャンルで今の自分に寄り添ってくれる作品を探した。
感動で泣いた。
友達に電話したけど、出なかった。
そういう日か。
ハンバーグに目玉焼きをのせて、食べた。
お酒は飲まなかった。
明日は、金曜日だ。