28歳目前(女)の失恋は重いが、結果、全ては人生を楽しむための前振りだった。

「今じゃなくていいけど、将来結婚を考える可能性はあるの?」

「ない。」

「あ、そっか、じゃあ..バイバイ。…今までありがとう。」


2023年1月8日に、28歳を目前にして失恋した。

初めて現実的に”この人と結婚したい。”と思った人だった。




確かに最初から結婚は考えてないという人ではあったけど、私と出会って少しは考え始めたと言ってくれたことがあった。

私も今すぐに結婚したいわけではなかった。

だから確実に結婚するわけではなくてもいいので、お互いが好きならば一緒に居ればいいと思っていた。

でも出会って11ヶ月で将来結婚を考えてないと言われてしまったので、私は別れを告げた。


やはり幸せな家庭を築くことが夢だったので、可能性が0%と言われたら28歳を目前にした女として適切な判断だったとは思う。

ただ、同時につまんない女かもしれないなと思った。


なんというか、ロックじゃない。
うん。


自分が20歳代前半のときに、アラサーになって結婚に焦ってマッチングアプリで初めて会った人に質問攻めしている人になんてなりたくないと思っていた。

私はその二の舞になろうとしている。


だって、今回の失恋の学びを生かすとしたら、好きになる前に”結婚の意思があるかどうか”って確認することではないだろうか。


だから、まさか自分にこんな壁が立ちはだかるなんて…と嘆いた。

そして子どもを産むなら色々なリスクを考えると30歳くらいで産みたいなというイメージがあるだけで、産もうと思えば40歳過ぎても産める時代だ。

増してや27歳の私が、その1つの基準からした判断だけで今好きな人と敢えて別れるのは、人間らしくないのかもなんて考えが頭をよぎった。


でも私は、理性的な選択を選んだ。


…いや、もしかしたらロックではないけれど、ロマンチッククリエイターとしての直感で選んだのかもしれない。



まぁそんなことはどうでも良くて、私はひとしきり泣いた後、6時間後には案外スッキリして気持ちが切り替わっていた。

女って強いなと、自分で自分を感心した。


ありのままの私を愛してくれない人に費やす時間はないのだ。

ちなみにメンタル強いねと言われるけど、このメンタルになるまでに27年かかりました。


そしてその勢いで、マッチングアプリを登録した。
“婚活とかなんか楽しそうじゃん”というノリで。


ただ、数日後にはアプリの男性のプロフィールを見ながらスキップしまくっている自分に対して自分で蛙化現象になってしまった。

“え、何様ですか私?”

“なんだこの心のない作業は…”

という風に。



そして極めつけにはそんな中でもマッチした2人と会う約束をしたのだけど、2人とも日時まで決まっているのに当日返信が返ってこなかった。

え、この社会ってそんなに「今日行けません」という連絡さえ入れられない人がたくさん人いるの?と嘆いた。


だから1人でラーメンでも食べて帰ろうとしたのだけど、今日は大好きなラーメンでは自分を慰めてあげられる自信がなかった。


なので心のおける女友達に連絡してみた。

「これからもーちゃんたちとタコパするけど来るー?」って返信がきた。


私は今日、タコパをする運命だったんだ!と電車に飛び乗った。
神様ありがとう!!


それでね、タコパをしながら各々の近況を話しながら、あーでもない、こーでもないってワイワイした。

女子会って最高すぎるよな。


で、友達が持ってる「EARTH GYPSY ミラクル 奇跡の毎日が始まる」という本があるのだけど…

“思考”を捨て、”直感”に従い、自分の心に素直になれるメッセージを届けてくれるという本。


本に心の中で質問して、ぱっと開いたページに書いてある言葉をメッセージとして受け取れる。
(方法は他にも複数有。)

私もやってみた。

「私が今やることは何ですか?」
という質問に対して出たメッセージは、

「統合」だった。

 

〜統合の詳細〜

私たちはパズルを組み立てている。
大部分ができたところで、それはそもそも自分が作ったパズルだったことに気づく。

自分で作って、自分でバラバラにして、バラバラにしたピースを1つひとつ集めていたことに気づく。
そうやって、「自分の生きる意味」や、自分の全体が明らかになるのだ。

と書いてあった。

あーなるほど、腑に落ちたという感覚。

去年の4月に会社を辞め、フリーターをしながら休息と今後の方向性を約1年考えていたところだった。

その1年をほぼ共にした好きな人との別れもあったし、来月転職2回目になる会社で働くことが決まり、思い切ってエジプト旅行へ行った結果、この1年を締め括った感覚があった。

そしてそこからの新しい会社、未経験の職種で働くという挑戦が2月から始まる。


現在の私は、まだ何者にもなっていない。
だけど、1年前までの私と大きく違う点がある。


頑張らなくても、ありのままの私を認められるようになったことだ。

27歳に決めた1年の目標は、「とことんナチュラルに生きてみる」だった。

どんな小さなことでも自分の心に忠実に従って行動すること。
意外と難しいのだけど、リハビリを重ねるとできるようになってくるもので。

それって私の人生にとってすごく革命的なことだった。

現在の自分を認めることができたからこそ、結婚願望が湧いてきたというのもある。



ただ、そんなに結婚に対して焦らなくてもいいということも頭ではわかっていた。

こういったことを総じて考えたときに、本から自分に与えられたメッセージが「統合」という意味がすごく腑に落ちたのだ。



今までやってきたことが一見バラバラな様でも、いつかどこかでそのバラバラだった点が繋がるときがくるとなんとなく感じていて。

それが、これからの私の課題なのかなと思った。

いつものようにオチもなくまとめると、結局落ち込んだりしたときは、その後の”嬉しい”とか”感動”したりだとかいう感情を最大限楽しむための前振りでしかないのだと思うのもありかもということ。

渦中にいるときは絶対そんなこと思えないのだけど、心が平穏なときに振り返るといつもそうだということに気付く。

しかもそれは自分が操作できるレベルのことではないからこそ、状況が好転したときの反動が面白い。



今回は友達とのタコパに救われたし、結果良い思い出になっちゃってる辺りがロマンチッククリエイター的に◎なのです。


そう考えると、落ち込んだり、悩んだりすることも総じて愛しい経験だなと。




ちなみに最後に。

カラオケでhitomiさんの歌をよく歌うのだけど、この前別の女友達とスナックに行って一緒に熱唱してたら、歌詞が今の自分にちょっとリンクしてしみた

〜LOVE2000

愛はどこからやってくるのでしょう
自分の胸に問いかけた
ニセモノなんか興味はないワ
ホンモノだけ見つけたい
————————————–


…という歌詞に沁みたのだけど、後からたまたまhitomiさんが「LOVE2020」という歌を出していることを知った。



〜LOVE2020

愛はどこからやってくるのでしょう
自分の胸に問いかけた
食べてみたらマズかった事でも
私の強さに変わってた

愛はどこからやってくるのでしょう
自分の胸に問いかけた
ニセモノだって愛せたなら
ホンモノだって輝き出す

—————————————–

 

この歌詞に共感できる人生を歩んでいて、私は幸せだなと思ったわけです。

 

苦い思いをしなかったらわからなかった幸せが、この世にはある。

 

音楽はそれを思い出させてくれる文化なので、尊いです。

 

 

自分のLOVE2040がどうなっていくのか、楽しみにしながら毎日を生きようと思います。